п»ї 地元限定食材でおもてなし!『世界に挑む!地方に眠る日本の食』第5回 | ニュース屋台村

地元限定食材でおもてなし!
『世界に挑む!地方に眠る日本の食』第5回

7月 08日 2016年 文化

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内田美和(うちだ・みわ)

中堅中小企業のM&Aアドバイザリー業務、地方銀行の取引先食品メーカーを対象とした展示会企画・運営・海外輸出サポート業務、飲食店運営などに従事。現在は販路開拓、商品開発を中心とした地域プロデュース業務に従事し、バンコック銀行日系企業部の日本サイドの食品関連サポート業務、新日本スーパーマーケット協会アドバイザーを兼務

◆静岡をまるごと味わえるお店

日本の各地域が注力している「インバウンド」。JRパスを利用して日本各地を個人旅行で回る外国人観光客が年々増加傾向にあるが、新幹線のこだま、ひかりの停車駅数が多く、富士山という絶大な観光資源をもつ静岡県はその数が増えていると聞く。

東京でも静岡県の食材に特化した飲食店は多く目にするが、静岡に行ってこそ食べることのできる食材が多いことに大変驚いた。市場に出回らない食材、静岡県内だけで消費される食材を使って、静岡をまるごと味わえるお店が「静岡イタリアン アクアヴィーテ」だ。「静岡イタリアン」と謳(うた)っているところにお店のこだわりを感じる。青木優シェフが毎日食材を厳選し、素材を最大限に活(い)かせるメニューを考案されるそうで、その日その日で違った静岡イタリアンを楽しむことができる。こうしたその地域でしか食べられない食材を味わうことができるのも、今注目のインバウンド事業の醍醐味かもしれない。

青木シェフは「静岡だから食べられる、静岡に来たからこそ食べて欲しいものを色々とコースに反映しています。食材の宝庫だからこそ味わえる、その食事が目的の旅になるように」と話す。「その食事が目的の旅になる」という言葉に熱い想いを感じた。

この日のメニューと、シェフのこだわり一品レシピをご紹介したい。

1
 静岡県産食材を使った前菜盛り合わせ

2
 由比漁港より天然アジの塩じめと甘夏の一皿

3
 静岡トマトと水牛モッツァレラのカプレーゼ

4
 由比漁港より天然スズキのソテー 富士の長谷川さんのマッシュルーム添え

5
 富士宮幸せ豚肩ロースのオーブン焼き ミニセロリのサラダ

6
 旬の桜エビの香るスパゲティ

7
 静岡美黄卵のティラミス

【こだわり一品レシピ】

~旬の桜エビの香るスパゲティ~
少し多めのオリーブオイルで桜エビの香りを引き出しながらゆっくり加熱することで桜エビオイルを作る。旬の野菜とパスタをからめれば完成!

現在リニューアル中だが、7月中旬には新しく七尾シェフを迎え、新しいアクアヴィーテが誕生する。次回どのような静岡イタリアンにあえるのか楽しみだ。

青木シェフは8月中旬に、新店「GENTILEジェンティーレ」をオープン予定だ。イタリア語で「優しい」とか「紳士」などの意味があり、「心と体に優しい時間をお過ごしください」という想いを詰まっているようだ。また一つ、静岡への旅の目的が増えそうだ。

■静岡イタリアン アクアヴィーテ

静岡市葵区常磐町1-2-7 冨井ビル3F

TEL 054-274-0777

http://aquavite.jp/

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