п»ї 07 | 2月 | 2014 | ニュース屋台村

Archive for: 2月 7th, 2014

顧客との約束 その10
『経営コンサルタントの視点』第10回

2月 07日 2014年 経済

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中野靖識(なかの・やすし)

株式会社船井総合研究所上席コンサルタント。メーカーから小売業まで幅広いコンサルティングフィールドを持つ。一般消費者向けの商材を扱う企業の現場レベルでの具体的な販売手法の提案を得意とする。

◆自社の「強み」を徹底する

国内では消費税増税前の駆け込み需要が顕著になりつつありますが、ようやく経済全体としてよくなっていくイメージが広がりつつあります。1月の大手小売業実績を眺めていると、かなりの企業が前年比プラスで回っているというニュースリリースが目立ちます。

マーケット規模全体が成長しているわけではないので、駆け込み需要による一時的な増加を除いて考えると、実質的には一部の上位企業がシェアを拡大しているという印象です。マーケット全体が成熟している昨今では、シェアを獲得するために自社の競争優位性をどの領域で発揮するのかをきちんと考えなければなりませんが、その場面においても「企業としての顧客との約束」を活用することができます。
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3年を迎える被災地の声
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第2回

2月 07日 2014年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。

今年1月6日から全国のコミュニティFM局に番組を配信している衛星ラジオ「ミュージックバード」を通じて、月曜日から木曜日まで「未来へのかけはし Voice from Tohoku」を放送している。東日本大震災後の岩手、宮城、福島で復興に向けて取り組む人々自身が綴(つづ)った文章や作文、詩を朗読してもらう5分枠のコーナーである。

私が取材、収録し、案内役を務めている。一週間に1人の予定で、初回は宮城県気仙沼市本吉町で、震災後に心の傷を負った知的障害者の居場所をつくろうと奔走(ほんそう)している母親グループの佐藤晴子(さとう・はれこ)さん。このグループの思い、そして障害児童を持つ親の詩を朗読した。
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荷風の時間
『教授Hの乾坤一冊』第13回

2月 07日 2014年 文化

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教授H

大学教授。専門は環境経済学および理論経済学。政府の審議会の委員なども務める。「知性は、セクシーだ」が口癖。趣味は鉄道(車両形式オタク)。

先日、ふとある新聞のコラムに目が止まった。有名な女性バイオリニストが書いているコラムで、「待てない」という見出しだった。待つことが苦手な彼女は、レストランで料理が来るまでの時間が長いのが耐えられない。ヘアサロンでシャンプーやカットが遅いのが耐えられない。彼女にとって物事は速やかに進まなければならない。現代流のバイオリニストだ。

そんな人に薦めたい本がある。それは、高橋英夫著の『文人荷風抄』(岩波書店、2013年)である。文豪永井荷風の大著『断腸亭日乗』から3つの要素を抜き出し、荷風を描き出している。忙しい現代人の心を癒やすのにもってこいの本だ。この本を読むと荷風がいかに時間を豊かに使ったかがわかるからだ。そして読者もその「おこぼれ」に預かることができる。
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タクシンとフジモリ
『記者Mの外交ななめ読み』第7回

2月 07日 2014年 国際

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記者M

新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。年間100冊を目標に「精選読書」を実行中。座右の銘は「壮志凌雲」。目下の趣味は食べ歩きウオーキング。

タイの首都バンコクの混乱が止まらない。日本の新聞やテレビを見ていると、「常態化」「日常化」などという言葉が据わりのいい表現になってしまった。政治、経済、社会の領域にとどまらず、現地日本人社会にまで影響が及ぶ国際ニュースがしばらくなかった特派員たちには、まさに恵みともいえる。ただ、その報道ぶりを見ると、どれもほぼ同じ内容で深く掘り下げたものはなかなか見当たらない。「タコつぼの中にいると周りが見えなくなる」といわれるが、混乱のさなかにある現場にいると、一触即発の危機に神経過敏になるのか、いま起こっていることだけに目をとらわれがちで、揚げ句の果てには「たら」「れば」で危機感をさらにあおり、大局観が失われてしまうようだ。

かつて、同じような現場で同じような体験をした者として、「さもありなん」と思いつつも、いまの日本での報道ぶりを見ていて、タイに住んだことがある者ならおそらくはだれもが感じているだろう「物足りなさ」「食い足りなさ」、そして「違和感」を、自戒とともに感じている。同じ隊列の末端にいる者として「天に唾するもの」と言われかねないが、最近のバンコクの混乱に関する日本での報道ぶりについての違和感の正体を突き詰めてみたい。
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ペナンの英国国教会の聖堂で考える
『マレーシア紀行』第2回

2月 07日 2014年 国際

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マレーの猫

エネルギー関連業界で30年以上働いてきたぱっとしないオヤジ。専門は経理、財務。実務経験は長く、会計、税務に関しては専門家と自負。2012年からマレーシアのクアラルンプールに単身赴任。趣味は映画鑑賞、ジャズ、ボサノバ鑑賞、読書。最近は浅田次郎の大ファン、SF小説も

マレーシアでの駐在期間が比較的短く、この国のことをあまり知らない私があれこれ書くのは気が引けるが、旅行記第2弾を書くことをお許しいただければと思う。

今回私が紹介させていただく場所は、マレーシア国内では比較的観光地としても有名なペナン(Penan)島。現在も世界中から多くの観光客が訪れている島である。日本人でもマレーシア観光に来られた方は、ご存じの方が多いのではないかと思うが、同島は南北約24キロ、東西12キロのインド洋に浮かぶ大きな島で、人口は約70万人である。
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