п»ї 16 | 5月 | 2014 | ニュース屋台村

Archive for: 5月 16th, 2014

軽自動車市場は「ガラパゴス」か?
『山田厚史の地球は丸くない』第21回

5月 16日 2014年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

日本興業銀行、富士銀行、第一勧業銀行の3行が経営統合して「みずほグループ」が誕生した時、「コメ銀行脱却できるか」という見出しの記事を書いた。護送船団行政という閉鎖市場で育った銀行は、政府の保護で成り立つコメと似ている、規模が大きくなればグローバルな競争に勝てると思ったら甘い、という趣旨の記事だった。

銀行は「失礼な」と大変なお怒りだったが、その後の展開を見ると、「みずほ」はやはりコメだった。
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人、地域、地球にやさしい、誇りの持てる工場とは
『ものづくり一徹本舗』第15回

5月 16日 2014年 経済

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迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

◆工場のスタッフ全員で育てる「リンゴの木」

前回の「心を一つにして正々堂々の道を行く」では、私が工場長として着任した尾西工場(愛知県一宮市)での取り組みの概略を説明した。今回はそれをさらに具体的に詳しく説明したい。

 一つの工場となると、数百、数千人規模の従業員で構成される。私が1989年1月に赴任した工場も当初は650人程度だったが、あっという間に千人を超す規模にふくれあがった。工場トップとしてやりたいことはいっぱいあるが、実行に移してくれるのは第一線のオペレーターを筆頭に監督者、管理者、現場を支える工場スタッフである。この時の様子は、前回述べさせていただいた通りである。
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企業としての「備え」はあるか
『経営コンサルタントの視点』第13回

5月 16日 2014年 経済

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中野靖識(なかの・やすし)

株式会社船井総合研究所上席コンサルタント。メーカーから小売業まで幅広いコンサルティングフィールドを持つ。一般消費者向けの商材を扱う企業の現場レベルでの具体的な販売手法の提案を得意とする。

国内では消費増税が実施され、4月の販売動向の報告が上がってきておりますが、3月は当初予測通りの駆け込みが発生しました。4月の業績に関しては、3月までの備えが効いている業界とその他の業界の間で大きな差が発生しています。今回は国内カー用品店トップチェーン企業のマンスリーレポートを題材に検討してみましょう。

◆顧客との約束に基づいて「備える」

3月のマンスリーレポートで発表された全店売上高は前年同月比26.8%増、主に消費増税による駆け込み需要で、タイヤ・ホイールなどの商品が好調に推移し、かつ新車販売の駆け込み需要に伴う用品需要増によりナビゲーション、車内アクセサリーなどの売り上げが伸長したとありました。
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立って、話して、つながって
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第13回

5月 16日 2014年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。

◆支え合い生きていく

これまで11回にわたって全国のコミュニティFM局に番組を配信している衛星ラジオ局「ミュージックバード」の「未来へのかけはし Voice from Tohoku」の放送分をお届けしてきたが、今回が最終回となる。
 
<ラジオ番組内容>
   東日本大震災から3年が過ぎました。1月から始まったこのコーナーは今回が最後となります。これまで被災地の今を、現地の方々ご自身が綴った思いを、生の声で語っていただきましたが、今回は私の思いをお伝えしたいと思います。
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加速する「タイプラスワン」戦略(その1)
『ASEANのいまを読み解く』第9回

5月 16日 2014年 国際

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助川成也(すけがわ・せいや)

中央大学経済研究所客員研究員。専門は ASEAN経済統合、自由貿易協定(FTA)。2013年10月までタイ駐在。同年12月に『ASEAN経済共同体と日本』(文眞堂)を出版した。

1990年代後半にASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟した後発加盟国CLMV(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)。ベトナムは工業国化に向けて外国投資を順調に受け入れ、先に飛躍、現在はフィリピンやインドネシアなどと同列に扱われることも増えた。残ったCLMは「インフラ不足」「市場規模が矮小」などを理由に外国投資家から長年、投資対象国としては見なされてこず、工業化のきっかけがつかめずにいた。近年、中国や隣国タイの「変調」もあり、ようやくそれら国々にも投資が向かいはじめた。その動きは「チャイナプラスワン」とも「タイプラスワン」とも言われる。本稿では特に「タイプラスワン」に注目し、3回にわたってその現状を報告する。

◆変調をきたすタイ

CLMには、ASEAN域内、特に製造業では隣国タイから投資する事例が増えている。いわゆる「タイプラスワン」の動きである。2012年のASEANの域内外別直接投資受け入れ統計によれば、ASEAN投資受け入れ全体における域内からの割合は18.3%であるが、CLMではその比率が高く23.8%を占めている。特にカンボジアで全体の3分の1、ラオスで4分の1にのぼる。
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