п»ї 30 | 9月 | 2016 | ニュース屋台村

Archive for: 9月 30th, 2016

中国のフグ市場開放
『山田厚史の地球は丸くない』第78回

9月 30日 2016年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

中国人がフグを食べるようになったら、どんなことが起こるだろう? 憂慮と期待が、国内のフグ業者に広がっている。

9月から中国政府がフグの流通・販売を解禁した。正確に言うと「再開した」。中国では1990年まで、勝手にフグを食べたり売ったりすることができた。ところが食べて死ぬ人が後を絶たず、国家は禁止した。「フグは危ない。売るな食べるな」だった。そんなお役所行政を「フグを食べたい」という人々の食欲が押し切ったのである。
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「ことば」から考える、ふたつの処方箋
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第89回

9月 30日 2016年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)


コミュニケーション基礎研究会代表。就労移行支援事業所シャロームネットワーク統括。ケアメディア推進プロジェクト代表。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長など経て現職。東日本大震災直後から「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。

◆歌、心、詩――

旧約聖書の「詩篇」を意味する英語の「サーム」(Psalm)なる名前の男性コーラスグループがいる。早稲田大出身のゴスペルグループ、ゴスペラーズの後輩4人組で、リーダーの濱野崇さんは「最初のPを読まない英語の名称を付けるなんて、売れるつもりあるの?」などと周囲に言われたと笑うが、メジャーデビューを果たし、東京都国分寺市で自らが経営するライブハウスを拠点としながら、全国のツアーも観客を確実に動員する人気を得ている。言葉を大切にするスタイルで、その思いを共有し、10月から濱野さんと私は、心の問題に向き合うラジオを全国にお届けすることになった。

詩編は、ユダヤ教では「テヒリーム」(賛美)と言い、讃美歌をも意味する。ギリシャ語では「心を動かすもの」という意味になり、これを由来として詩編を英語では「サーム」(Psalm)。歌、心、詩――これらのキーワードと私が進める「ケアメディア」のエンターテインメント分野の派生系として合致し、濱野さんと私は求道者として、ともに考え、語り、それを、ラジオを通じて発信していく同志となった。
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多国籍企業を取り巻く国際税務の混迷
『国際派会計士の独り言』第6回

9月 30日 2016年 経済

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国際派会計士X

オーストラリア及び香港で大手国際会計事務所のパートナーを30年近く務めたあと2014年に引退し、今はタイ及び日本を中心に生活。オーストラリア勅許会計士。

最近「反グローバル化」と思われるような言動や行動が一部の国で見られていますが、インターネットでつながり、人や物の移動が容易にできるこの社会ではグローバル化は避けて通れないものだと思います。その中で経済活動の中心に位置するのが多国籍企業であり、多くの多国籍企業がグローバル化の恩恵を受け大きな利益を上げています。

ただし、各国の税制が異なり、政策的にも投資誘致的な優遇措置が数多くの国で見られる中で、多国籍企業としては主に株主に還元できる利益を最大化するためにグローバルベースでの効率的な税務対策が肝要となります。また、海外の子会社に留保された利益をどのようにして本国の親会社に効率的に戻していくかも多くの多国籍企業にとっては大きな課題となってきました。
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