引地達也(ひきち・たつや)
コミュニケーション基礎研究会代表。就労移行支援事業所シャロームネットワーク統括。ケアメディア推進プロジェクト代表。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長など経て現職。東日本大震災直後から「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。
◆大きな偉業
愛知県瀬戸市の陶原(とうげん)公民館で行われた1月8日の成人式で、新成人の代表の一人として記念品を受け取った池戸美優さんは「21リングモノソミー」(21番染色体環状線)という極めてまれな染色体異常があり、重度の障がいの中、生きてきた。成人式には、母の智美さんや地域の「同級生」たちが美優さんの晴れ姿を見守り、この日のために用意した赤い椿模様の晴れ着姿の美優さんとともに記念撮影におさまった。
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