山口行治(やまぐち・ゆきはる)
在野のデータサイエンティスト。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。職業としては認知されていない40年前から、データサイエンスに従事する。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。
東京・お台場にある日本科学未来館は2001年にオープンしてから16年が経過した。昨年、大規模なリニューアルをしている。AI(人工知能)の時代を間近にして、データサイエンスがどのように取り扱われているのかを知りたかった。結論から言うと、「データ」はサイエンスの裏方のままだった。未来ある子供たちにとって、夢は「データ」の中にはないらしい。健全だとは思うけれども、いま生きている社会が健全ではないことを自覚することも大切だ。
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