SurroundedByDike(サラウンディッド・バイ・ダイク)
勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。
オーストラリア旅行の際、ホテルでの朝食の時に手に取った新聞の記事に興味を持ちました。スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥンベリさんが気候変動について世界の大人たちに対し警鐘を鳴らしていることに絡め、ソーシャルメディアの在り方を批判しています。デジタル社会に落ちこぼれていることに不安な自分としては最初、共感を覚えたのは事実ですが、最後まで読むと、複雑な思いになりました。よく読むと、世界的な温暖化の問題を、景気変動予測の難しさと同列に並べる無理な比喩(ひゆ)やグレタさんを事実上非難しておきながら彼女には興味がない、と突き放している点です。ただ、ソーシャルメディアについてはグレタさんだけでなく、世界のリーダーにとってさえ、自ら振り回したり、振り回されたりする状況で、実に無視できない存在です。さて、自分はどう向き合うべきか? 記事全文>>