п»ї 11 | 4月 | 2022 | ニュース屋台村

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訪問する支援の重みとこの社会での尊さ
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第230回

4月 11日 2022年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆社会を支える

今年初め、埼玉県ふじみ野市で訪問医療の地域の中心的存在だった医師が、患者の家族によって射殺された。死亡した90代の母親の治療をめぐってのトラブルとの報道がなされている。事件のあった現場の地域には私も支援している方が住んでおり、支援のために訪問する現場。あらためて「訪問する」という支援行為の意義を考えながら、この医師の行動の尊さをかみしめて、冥福を祈りたい。

それは私たちが安心して医療や支援を受けられ、そして提供者も安心して活動できるようにするためでもある。特に超高齢化社会にあって訪問医療をはじめとする訪問支援はますます必要となっているが、この「訪問」という行為は新型コロナウイルスにより人との接触が制限されることでの行動変容が進む中で、社会のコミュニケーションを支えていることも意識したい。

その自覚を社会全体で共有し、高齢化とコロナ禍の二つの波に対応する適切なコミュニケーションを考えていければと思う。 記事全文>>

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