山口行治(やまぐち・ゆきはる)
株式会社ふぇの代表取締役。独自に考案した機械学習法、フェノラーニング®のビジネス展開を模索している。元ファイザージャパン・臨床開発部門バイオメトリクス部長、Pfizer Global R&D, Clinical Technologies, Director。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。
『スモール ランダムパターンズ アー ビューティフル』
1 はじめに; 千個の難題と、千×千×千×千(ビリオン)個の可能性
1.1 個体差すなわち個体内変動と個体間変動が交絡した状態
1.2 組織の集合知は機械学習できるのか
1.3 私たちは機械から学習できるのか
2 データにとっての技術と自然
2.1 アートからテクノロジーヘ
2.2 テクノロジーからサイエンス アンド テクノロジーへ
2.3 データサイエンス テクノロジー アンド アート
2.4 データサイクル
2.5 データベクトル
2.6 局所かつ周辺のベクトル場としてのデータとシミュレーション
3 機械学習の学習
3.1 解析用データベース
3.2 先回りした機械学習
3.3 職業からの自由と社会
3.4 認知機能の機械学習とデジタルセラピューティクス(DTx)
3.5 学習は境界領域の積分的探索-ニッチ&エッジの学習理論
3.6 機械学習との学習
4 機械学習との共存・共生・共進化-まばらでゆらぐ多様性
4.1 生活と経済の不確実性
4.2 生活と経済に関連する技術は、何を表現しているのか
4.3 スモール データ アプローチ-個体差のまばらでゆらぐ多様性
4.4 まばらでゆらぐ多様性の過去・現在・未来
4.5 生活の不確実性を予測する
4.6 弱い最適化-脆弱性/反脆弱性からのスタート
4.7 ひとつのビッグ予測、たくさんのスモール適応
5 自発的な小組織(seif-motivated small organizations)
5.1 社会、地域、家族 vs. 国家、企業
5.2 組織は組織でできている-組織サイクル
5.3 機械学習する組織
5.4 CAPDサイクル
5.5 ビジネス表現の個体差(AI中心8画面周辺モデル)
5.6 組織の周辺-積分的思考
5.7 データサービス商品を創出する知的自由エネルギー産業-固有場知能農業
6 おわりに;-生活と社会のビューティフル ランダム パターンズ(前稿)
6.1 ほとんど色即是空・空即是色な世界(前稿)
6.2 ランダムな人びと(本稿) 記事全文>>