Archive for: 4月 28th, 2025

あふれる爆撃の中でも、世の中に反戦歌が響かない
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第283回

4月 28日 2025年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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特別支援が必要な方の学びの場「みんなの大学校」学長、博士(新聞学)。フェリス女学院大学准教授、文部科学省障害者生涯学習支援アドバイザー、一般財団法人発達支援研究所客員研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。

◆戦争を取引と錯覚

ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナ、シリア、スーダン――。戦争や戦況のニュースが日本や世界のメディアから絶え間なく伝えられるが、反戦歌はどこからも聞こえてこない。

今、ウクライナやパレスチナに思いを寄せる気持ちは多くの人が持っていると思われるが、街頭では表現されず、言葉をメロディーに乗せて歌い、共有することも忘れてしまったようだ。米国のトランプ政権は彼なりのやり方でロシアとウクライナの戦争を止めようとしているが、それは反戦歌が描く戦争の悲惨さを分かち合う世界観とは趣を異にするから、一般の人々が戦争を取引のように錯覚してしまうなど、戦争に対する世界の見方が変わってきたのかもしれない。 記事全文>>

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