小澤 仁(おざわ・ひとし)
バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住18年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。
長崎は室町時代後期である1570年、大村純忠藩主によって開港して以来、外国の玄関口として発展してきた港湾都市である。鎖国体制の江戸時代には国内唯一の江戸幕府公認の国際貿易港(対オランダ/対中国)である出島を持つ港町であったため、ヨーロッパや中国から外国文化が流入した。またキリスト教も早くから普及し、カトリック教会も多い。更には第2次世界大戦時には、広島に次いで原子爆弾が投下された被爆地にもなった。数々の歴史遺産と、坂の多い異国情緒の残る美しい街並みは多くの観光客を魅了する。
◆平戸と出島
昨年(2015年)11月、私達夫婦は「ニュース屋台村」の執筆陣になっていただいている迎洋一郎さんにお世話になり、長崎県三川内焼(みかわちやき)の窯元を訪問した(2015年12月18日付ニュース屋台村「三川内焼の窯元を訪ねて」をご参照下さい) 。その翌日、私達は平戸及び長崎観光に繰り出した。私にとっては「目からうろこ」というべき多くの新しい発見をした。今回はその時のことを書かせて頂きたい。
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