元記者M(もときしゃ・エム)
元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番いい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも、沿道の草木を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。
妻の生まれ故郷のラオスはこの時期、雨期に当たる。しかし日本の梅雨のような降り方ではなく、昼間だと激しい勢いで短時間降ったかと思うと、見る見るうちに雲が散って再び強い日差しが照りつける、ある程度先行きの予想がつくわかりやすい天候だ。
ラオス滞在中にこうしたスコールにたびたび遭ったが、何度か経験するうちに雨が降りだしそうなタイミングがわかるようになった。地面をたたきつけるような激しい雨は、汚れた道路をデッキブラシで一気に洗い流すような勢いで、雨上がりは深呼吸したくなるほどすがすがしい。熱帯モンスーン気候特有のこの時期の気象は、時に50度近くまで気温が上がる暑期や乾期より、私は好きだ。 記事全文>>