山口行治(やまぐち・ゆきはる)
在野のデータサイエンティスト。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。職業としては認知されていない40年前から、データサイエンスに従事する。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。
バーチャルリアリティ(VR)がもてはやされた時代があった。コンピュータの3Dモデルをリアルタイムで画像化する技術だ。レーシングカーなど、コンピュータゲームではおなじみの技術だが、圧倒的なパワーの3D画像技術により、ゲーム感覚というよりも、「仮想現実」といったほうがピッタリで、様々な産業応用が期待されている。パイロット訓練用のフライトシミュレータ、医療画像を使った外科手術のシミュレータなど、すでに実用段階になっている。 記事全文>>