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トランプ大統領を米国の思想潮流から考えると
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第103回

2月 27日 2017年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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コミュニケーション基礎研究会代表。就労移行支援事業所シャロームネットワーク統括。ケアメディア推進プロジェクト代表。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長など経て現職。東日本大震災直後から「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。

◆プラグマティズムな人

前回、米国のトランプ大統領の行動をドイツ観念論の哲学者の代表であるカントとヘーゲルの思想にあてはめて考えてみたが、今回は足元の米国の思想哲学から考えてみたい。それは今のトランプ大統領そのものかもしれない「プラグマティズム」である。
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南海区の現代的産業基盤 華南へ!中国広東省南海区に注目〈2〉
『中国のものづくり事情』第4回

2月 27日 2017年 経済

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Factory Network Asia Group

タイと中国を中心に日系・ローカル製造業向けのビジネスマッチングサービスを提供。タイと中国でものづくり商談会の開催や製造業向けフリーペーパー「FNAマガジン」を発行している。

広東省の三大都市の一つである佛山市は、珠江デルタ地帯の中心的な工業都市として発展、2015年時点での国内総生産(GDP)は7,603億元、工業増加値は4,672.53億元に達する、広東省一の製造業都市です。そしてその佛山市5区の一つである南海区には、265万人が生活しています。日本で言うと大阪市(270万人)とほぼ同じ程度の規模ということになります。
南海区と広州市とのつながりは日本の横浜と東京に似ているといわれています。広州市の発達した交通網、市場、人材、情報等のメリットを共有し、ビジネス、生活に適した地域です。
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英ロールス・ロイス贈賄疑惑の波紋
『国際派会計士の独り言』第15回

2月 27日 2017年 経済

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内村 治(うちむら・おさむ)

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オーストラリアおよび香港で中国ファームの経営執行役含め30年近く大手国際会計事務所のパートナーを務めた。現在はタイおよび中国の会計事務所の顧問などを務めている。オーストラリア勅許会計士。

英ロールス・ロイス社が贈賄疑惑で揺れ、さらにそれが起こった幾つかの新興国で対応に追われているようです。と言っても、庶民にとっては夢のまた夢、英女王の乗用車ベントレーと並ぶ1台数千万円の英国の高級車を造るロールス・ロイス・カーズ社(Rolls Royce)ではなく、経営危機による国有化の後、今では別会社となっている主に航空用エンジンや船舶用エンジンなどを製造販売するロールス・ロイス・ホールディング社(以下、RRH)のことです。
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音楽と私(上)~歌との出会い~
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第88回

2月 23日 2017年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住19年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

私の人生は音楽と出会って間違いなく豊かなものとなった。銀行員生活を40年続けている私にとって音楽は「趣味」と呼ばれるものなのであろうが、私自身は「趣味」という認識はない。60歳を越えた今でも週末や休日は朝8時から夕方6時までスタジオにこもって練習をする。
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現代中国の断面 さまざまな生き方・自己表現
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第27回

2月 23日 2017年 文化

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SurroundedByDike(サラウンディッド・バイ・ダイク)

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

今回紹介するのは、英誌「エコノミスト」2月11日号(印刷版)に掲載された、最近の中国テレビ界に登場するスターの話題です。日本ではこの種のいわゆるオネエ芸人は珍しくはありません。しかし話は中央統制の効いた中国社会でのことです。それも好奇心本位の浅薄短命なブームに乗るだけのテレビ芸人の域を超えて、スーパースターの地位を確立しているとされるリアリティー番組のヒーローというかヒロイン(?)の話です。一事をもって全体を判断することは適切ではありませんが、中国にもいろんな生き方や自己表現を行う人が出てきていることをうかがわせる内容です。

以下、訳を記します(※印は著者が付記し、本文末尾に説明を加えています)。
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「応援」するだけの海外進出が恐ろしいところ 『アセアン複眼』第13回

2月 23日 2017年 国際

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佐藤剛己(さとう・つよき)

『アセアン複眼』
企業買収や提携時の相手先デュー・デリジェンス、深掘りのビジネス情報、政治リスク分析などを提供するHummingbird Advisories 代表。シンガポールと東京を拠点に日本、アセアン、オセアニアをカバーする。新聞記者9年、米調査系コンサルティング会社で11年働いた後、起業。グローバルの同業者50か国400社・個人が会員の米国Intellenet日本代表、公認不正検査士、京都商工会議所専門アドバイザー。

大手の東南アジア進出に続き、今は中堅企業や小規模企業に進出意欲がある。昨年来、タイへ本格投資を始めた中堅日本企業は、国際協力機構(JICA)の後押しもあり700社以上に上る(※注1)。日本政府は補助金を潤沢に付け、日本貿易振興機構(JETRO)も加わり中小企業基盤整備機構も進出支援に勢力を注ぐ。民間では地銀が進出融資の形でこの勢いに乗ろうとし、「出ないと乗り遅れるのではないか」という雰囲気もある。しかし大手企業とは異なり、中小企業の進出には特徴的なリスクがある。周りは「応援団」ばかりなのだ(※注2)。 筆者の仕事は、個別固有の背景をベースに機微に触れる事項が多く、ケーススタディーは極力出さないようにしているが、企業の失敗を見るのは忍びない。巷(ちまた)に数多あふれる自称コンサルタントの無責任さにも目を覆うものがあり、少しばかりケースファイルをひも解くことにする。
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都会の飲食店が日本酒で地域と人をつなぐ!
『世界に挑む!地方に眠る日本の食』第6回

2月 22日 2017年 文化

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内田美和(うちだ・みわ)

中堅中小企業のM&Aアドバイザリー業務、地方銀行の取引先食品メーカーを対象とした展示会企画・運営・海外輸出サポート業務、飲食店運営などに従事。現在は販路開拓、商品開発を中心とした地域プロデュース業務に従事し、バンコック銀行日系企業部の日本サイドの食品関連サポート業務、新日本スーパーマーケット協会アドバイザーを兼務

◆こだわりが詰まった店内

東京のど真ん中、六本木交差点すぐそばの「酒と鮪と肴 KARASUMA」。利き酒師でもある近藤店長と京都嵐山で修業をつまれた田中料理長のこだわりが詰まった店内は、お二人のぬくもりあふれる雰囲気で包まれている。日本酒は、近藤店長自らが味を確かめ、仕入れる。季節に合わせて常時20種類以上のものが並んでいる。これも四季を感じるひとつ。
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トランプ大統領を「定立化」して新たな「真理」を考える
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第102回

2月 20日 2017年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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コミュニケーション基礎研究会代表。就労移行支援事業所シャロームネットワーク統括。ケアメディア推進プロジェクト代表。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長など経て現職。東日本大震災直後から「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。

◆議論より実行

米国のトランプ大統領の就任以来、どのように彼を受け入れたらよいか、困惑し、うまく処理できないでいる。作家の佐藤優氏はトランプ大統領が所属するキリスト系保守派の持つ特性から、彼の行動が「目的を達成する」というプロセスの中にあり、議論よりも実行に重きを置かれていることは、ごく自然であると指摘したのには、少し解釈の手がかりをつかんだような気がする。
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恵比寿映像祭の「ポピー:アフガン・ヘロインをたどって」
『データを耕す』番外編1

2月 17日 2017年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

在野のデータサイエンティスト。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。職業としては認知されていない40年前から、データサイエンスに従事する。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。

第9回 恵比寿映像祭「マルチプルな未来」(東京都・恵比寿、2月10~26日)に行ってみた。自動掃除機ルンバだけが出演者という実験的な映画もあったが、最大の収穫は「ポピー:アフガン・ヘロインをたどって」の作者、ロバート・ノースとアントワネット・デ・ヨングの話を直接聞けたことだった。2012年の作品だが全く色あせていない。20年間の活動を映像作品としてまとめたもので、同時代性の厚みが際立っている。場所や生活環境は全く異なっているけれども、作者の生きた時間と私たちの生きた時間が重なっている。そして映像作品に残されたマルチプルな世界での時間も。残念ながらアフガニスタンの人々には未来はなく、今日を生きることすら危ういけれども。
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南スーダンのオルタナティブ・ファクト
『山田厚史の地球は丸くない』第87回

2月 16日 2017年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

国会では稲田朋美防衛相が窮地に立っている。野党4党は「防衛相としての資質に欠ける」と辞任要求へと足並みをそろえ、安倍政権は防戦に必死だ。南スーダンでは大統領派と副大統領派の内戦が激化。部族間闘争の色彩を強め、虐殺・暴行が日常化している。難民は200万人を超え、危機は深まるばかりだ。平穏とされていた首都ジュバも安全ではなく、駐留する自衛隊員の身に危険は高まっている。
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