小澤 仁(おざわ・ひとし)
バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。
今年5月14日に実施されたタイの下院総選挙は大方の予想を覆し、前進党の地滑り的大勝となった。この選挙の結果分析と新政権の枠組みの予想などは、拙稿第243回「前進党が大躍進-タイ総選挙を総括」(2023年6月16日付)で私の考えを明らかにした。
7月13日に1回目の首相指名選挙が行われ、下院第1党となった前進党の党首ピタ・リムジャーランラット氏が立候補したものの、保守系議員が大半を占める上院議員の支持が得られず、首相に選出されなかった。このため、首相指名選挙の主導権は前進党から第2党のタクシン派のタイ貢献党に移った。タイ貢献党は上院議員の支持を得るため「前進党外し」を画策。最終的には、親軍政党である国民国家力党(PPRP、プラウィット副首相派)や国家建設タイ合同党(UTN、プラユット首相派)を巻き込んだ大連立政権をもくろんだ。8月22日に上下両院議員による2回目の首相指名選挙が行われ、タイ貢献党のセター・タウィーシン氏が立候補。プラユット首相に近い上院議員が賛成に回ることにより、センシリ財閥のオーナーであるセター氏が首相に選ばれた。 記事全文>>

特別支援が必要な方の学びの場、みんなの大学校学長、博士(新聞学)。文部科学省障害者生涯学習推進アドバイザー、一般財団法人発達支援研究所客員研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。
株式会社ふぇの代表取締役。独自に考案した機械学習法、フェノラーニング®のビジネス展開を模索している。元ファイザージャパン・臨床開発部門バイオメトリクス部長、Pfizer Global R&D, Clinical Technologies, Director。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。
オフィス金融経済イニシアティブ代表。前NTTデータ経営研究所取締役会長、元日本銀行理事。日本銀行では、金融政策、金融市場などを担当したのち、2008年から4年間、金融システム、決済の担当理事として、リーマン・ショック、欧州債務危機、東日本大震災への対応に当たる。








