山田厚史(やまだ・あつし)
ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。
森友学園の事件では、公文書改ざんや破棄、国会で「偽証」が問題となった。国家の中枢で起きた倫理の崩壊は、社会のあちこちに飛び火している。データの捏造(ねつぞう)・偽装・粉飾。事実の判断に欠かせない情報が「偽物(フェイク)」であるという深刻な事態が社会に広がっている。今の世の中、「バレるまでウソをつき通す」なのか。 記事全文>>
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ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。
森友学園の事件では、公文書改ざんや破棄、国会で「偽証」が問題となった。国家の中枢で起きた倫理の崩壊は、社会のあちこちに飛び火している。データの捏造(ねつぞう)・偽装・粉飾。事実の判断に欠かせない情報が「偽物(フェイク)」であるという深刻な事態が社会に広がっている。今の世の中、「バレるまでウソをつき通す」なのか。 記事全文>>
1977年よりタイを拠点として、日本の政府機関の後方支援に携わる。現在は民間企業への支援も展開、日本とタイの懸け橋として両国の発展に貢献することを使命としている。
在タイ日系企業のA社は、業績の悪化に伴いタイからの撤退を決断しました。清算にあたって、何度か依頼したにもかかわらず、外注先のB社からインボイスが発行されなかったため、A社の経理担当者は清算用決算書にB社への買掛金を計上しませんでした。また清算人も、B社への債権額と同額を債務弁済に代わる資産として差し入れしませんでした。A社はタイの商務省で解散及び清算人の登記を完了させ、登記後解散の新聞公告を出しました。 記事全文>>
株式会社Aデコード研究所設立準備中。元ファイザージャパン・臨床開発部門バイオメトリクス部長(臨床試験データベースシステム管理、データマネジメント、統計解析)。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。
新シリーズ『みんなで機械学習』は、AI(人工知能)時代におけるデータ解析の(1)初歩(2)小学生(3)中学生(4)機械学習――そして最後の半回転を目指している。中小企業経営者の目線だが、大企業病の克服に役立つだろう。教材は無料ソフトのjamoviと無料で大量に入手できるデータ、例えばインターネットで入手できる国際特許情報や、身近な環境のセンサーデータを用いる。 記事全文>>
特別支援が必要な方の学びの場、みんなの大学校学長、博士(新聞学)。精神科系ポータルサイト「サイキュレ」編集委員。一般財団法人発達支援研究所客員研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。
「インクルーシブ」という言葉が頻繁に使われるようになって、私も学びの実践の中で重要なキーワードであるとの認識のもと、みんなの大学校で学びを実践しているが、社会にその言葉が広がれば広がるほど、インクルーシブって何?という疑問を突き付けられることがある。 記事全文>>
バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住23年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。
年をとるのは寂しいものだ。過去の記憶がどんどん曖昧(あいまい)なものになっていく。数年前のことである、日本出張した際、安倍前首相と習近平中国国家主席の会談をどなたかとテレビで見ていた。その時一緒にテレビを見ていた方が、私に次のようなことを言われた。「中国や米国は、首脳会談があると画像認識装置を使って相手が何を考えているか分析します。今回も中国は安倍首相の顔の動きから日本が何を考えているか分析しているはずです。ところが日本はそうした分析を全く行っていない。これでは日本は他国との外交戦争で勝てるわけがありません」。いつの日中首脳会談であったのか? また、どなたが私に対してこうした事を言われたのか? 恥ずかしながら私は全く思い出せない。ただ妙に、こう言われたことだけが私の記憶に残っていた。 記事全文>>
特別支援が必要な方の学びの場、みんなの大学校学長、博士(新聞学)。精神科系ポータルサイト「サイキュレ」編集委員。一般財団法人発達支援研究所客員研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。
「『空気』とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である」。
そう日本社会から発する行動原理の源を表したのは山本七平であった。彼が1983年に刊行した『「空気」の研究』(文芸春秋)は、それから38年経過した現在でも、その空気は日本社会を支配しているようで、メディアの活動や政治の活動、企業行動もすべて「空気」が幅を利かせているように見えるし、若者の間で「空気読めよ!」との発言を多くの場面で目の当たりにしているのを見ると、それはまだまだ根強く日本社会に存在しているようだ。 記事全文>>
オフィス金融経済イニシアティブ代表。前NTTデータ経営研究所取締役会長、元日本銀行理事。日本銀行では、金融政策、金融市場などを担当したのち、2008年から4年間、金融システム、決済の担当理事として、リーマン・ショック、欧州債務危機、東日本大震災への対応に当たる。
2020年の「住民基本台帳・人口移動報告」(総務省)が公表された。
昨年来注目を集めてきたのは、コロナ禍で5月以降、東京都が人口流出超に転じたことだった。しかし、人口流出入の規模は、進学、就職期の3、4月でほとんどが決まる。昨年も1年を通してみれば、東京都は3.8万人の流入超だった(日本人移動者、以下同じ)。 記事全文>>
新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。年間150冊を目標に「精選読書」を実行中。座右の銘は「壮志凌雲」。目下の趣味は、夜明け前の10キロウォーキングと韓流ドラマ鑑賞。
ミャンマーで2月1日に起きた軍事クーデターは、起こるべくして起こったと思う。現代という世の中にあって、死語になりつつあると思えた「クーデター」が日本と関係の深いASEAN(東南アジア諸国連合)域内で起こるのは何とも哀しいことで、ミャンマーの政治的進化はこれでまた、20年ほど時計の針を逆戻りしてしまった。
ミャンマーのこれからを占う見本として、隣国タイの現在の政情がある。もちろん、タイの場合は、王室批判の波という、もう一つの重大な要素があるが、タイもミャンマーも、政治の成熟過程で俯瞰(ふかん)すると依然、民政移管後の混乱期にあるようだ。 記事全文>>
海外勤務が長く、日本を外から眺めることが多かった。帰国後、日本の社会をより深く知りたいと思い読書会を続けている。最近常勤の仕事から離れ、オープン・カレッジに通い始めた。
新型コロナ禍によって、国家を意識することが増えた気がする。理由は二つ考えられる。一つは、グローバル化の進展で勢いを増すヒト・モノ・カネの流れの中で、垣根が低くなっていくばかりと思われた国境の復権に象徴される領域国家としての存在感の高まりである。EU(欧州連合)域内での移動制限や国家間のワクチン争奪戦を見ていると、その思いを強くする。もう一つが、新型コロナ対策で国民の自由や私権を制限する一方で、生活を保障する強大な権力――国家の怖さとありがたさ――を実感したためである。特に、欧米諸国での政府の対応の「厳しさ」と日本の「緩(ゆる)さ」とのギャップを再認識したことは、(日本という)国家のあり方を考える良い機会となった。 記事全文>>
ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。
突然ではあったが、予想外の展開ではなかった。ミャンマーでクーデターが起きた。アウンサンスーチー氏ら政治指導者が拘束され、軍事政権が復活した。
追い詰められた軍が、あっさり切り札を使った。
香港で民主派が一掃された。アメリカでは「不正選挙」を叫ぶ民衆が国会に乱入した。中国やアメリカで起きていることを見習った、そんな展開でもある。 記事全文>>