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「格差と貧困」という視点:「ポピュリズム」その1
『視点を磨き、視野を広げる』第39回

3月 05日 2020年 経済

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古川弘介(ふるかわ・こうすけ)

海外勤務が長く、日本を外から眺めることが多かった。帰国後、日本の社会をより深く知りたいと思い読書会を続けている。最近常勤の仕事から離れ、オープン・カレッジに通い始めた。

はじめに:本稿の狙い

ポピュリズムについて考えてみたい。ポピュリズムは、「大衆迎合主義」と訳されるように、南米のような貧富の差が大きく、民主主義制度が十分に定着していない国で見られる極端な政治手法というのが、日本での一般的なイメージだ。しかし、福祉国家で知られ民主主義が高度に発達した欧州先進諸国で、近年ポピュリズム政党が影響力を増していると聞くと、戸惑いとともに不安を覚える。明治維新以降、日本が近代化のモデルとしていた西欧先進国で何が起こっているのか、あるいは同じように安定した民主制度の下での福祉国家である日本は大丈夫かという思いにとらわれるからだ。 記事全文>>

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高等教育機機関の発達障がいの対応からインクルーシブの在り方を探る
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第182回

3月 03日 2020年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆模索中の活動

日本LD学会は2019年11月25日発行の「LD研究第28巻第4号」で「大学における発達障害者支援の展開―最前線の現場から―」を特集した。東京大、京都大、筑波大、早稲田大、関西学院大からそれぞれ発達障がいのある学生への支援活動が紹介され、その効果や課題が示されており、同時に上記の大学以外の多くの大学でも同様の支援方策および活動が展開されているが、最適な活動形態は模索中の段階であることも浮き彫りにしている。 記事全文>>

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蘇る「金丸5億円」の記憶―無理筋となった「黒川弘務検事総長」
『山田厚史の地球は丸くない』第158回

2月 28日 2020年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「桜を見る会」に続いて「検察官の定年延長」で国会が紛糾している。新型コロナウイルスで国内がてんやわんやしている時に、国会はいつまでこんな話をしているのか、という意見もある。果たして、そうだろうか。「桜」や「定年延長」は表層に現れた「腫れ物」に過ぎない。ことの起こりは民主政治の根っこを蝕(むし)ばむ「権力の私物化」にあるから、たちが悪い。 記事全文>>

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統計的な?ウイルス
『WHAT^』第31回

2月 27日 2020年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

ドイツの写真家Andreas Gursky(1955年~)の「メーデーⅢ」(1998年) 記事全文>>

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新型コロナウイルスによる最悪の事態に備えて―アジア通貨危機の経験から
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第162回

2月 21日 2020年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住22年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

最近会う方から決まって聞かれることがある。「昨年来の経済停滞と新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、これからのタイ経済は一体どうなっていくのでしょうか?」。一般の方から「金融・経済の専門家」と思われている銀行員にこうした質問をしてくるのはごく普通のことと感じるかも知れない。 記事全文>>

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工場の生産性をどう計算するか―質問に答えて
『ものづくり一徹本舗』番外編

2月 19日 2020年 経済

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迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

「ものづくり研究家」を自称してきた私は、この「ニュース屋台村」に「ものづくり一徹本舗」という屋台を出し、2017年12月まで計30回にわたって工場での品質管理や製造など、ものづくりについて解説してきました。まもなく80歳の大台に手が届く齢となりましたが、これまでをふり返ってみると、まさに「ものづくり一筋の人生」だったと思います。その大きなきっかけとなったのはなんと言っても、高校卒業後に入社した豊田合成で、トヨタ自動車の強さを支える要素の一つとされる「トヨタ生産方式」の産みの親とも称される故・大野耐一先生(トヨタ自動車元副社長、1912~90年)から直接ご指導を受けるという幸運にめぐりあえたことです。 記事全文>>

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採用後に発覚した学歴詐称
『実録!トラブルシューティング』第75回

2月 17日 2020年 経済

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東洋ビジネスサービス

1977年よりタイを拠点として、日本の政府機関の後方支援に携わる。現在は民間企業への支援も展開、日本とタイの懸け橋として両国の発展に貢献することを使命としている。

今回は、社員の学歴詐称に関するトラブルについてご紹介します。特に海外では、学歴の確認なども日本と比べて難しいこともあります。入社後にトラブルになるよりも、採用時の確認手続きが重要です。トラブルの概要は以下の通りです。 記事全文>>

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自壊する報道現場―テレ朝「報道ステーション」で雇い止め
『山田厚史の地球は丸くない』第157回

2月 14日 2020年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

テレビ朝日は大丈夫か?と思わせる事態が起きている。

衆議院議員会館で2月13日、「『報ステ』を問う」をテーマに緊急院内集会が開かれた。主催は、新聞、テレビ、雑誌、ネットメディアで働くライターなどの日本マスコミ文化情報労組会議(MCJ)。300人を超える聴衆で議員会館の会議室はあふれかえった。 記事全文>>

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No Data, No Life
『WHAT^』第30回

2月 13日 2020年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

北山善夫の越後妻有アートトリエンナーレ2000の作品 記事全文>>

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ソーシャルメディアにはびこる危険なわな
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第40回

2月 12日 2020年 文化

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SurroundedByDike(サラウンディッド・バイ・ダイク)

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オーストラリア旅行の際、ホテルでの朝食の時に手に取った新聞の記事に興味を持ちました。スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥンベリさんが気候変動について世界の大人たちに対し警鐘を鳴らしていることに絡め、ソーシャルメディアの在り方を批判しています。デジタル社会に落ちこぼれていることに不安な自分としては最初、共感を覚えたのは事実ですが、最後まで読むと、複雑な思いになりました。よく読むと、世界的な温暖化の問題を、景気変動予測の難しさと同列に並べる無理な比喩(ひゆ)やグレタさんを事実上非難しておきながら彼女には興味がない、と突き放している点です。ただ、ソーシャルメディアについてはグレタさんだけでなく、世界のリーダーにとってさえ、自ら振り回したり、振り回されたりする状況で、実に無視できない存在です。さて、自分はどう向き合うべきか? 記事全文>>

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