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世界の酒類市場の現状分析と今後の動向
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第266回

5月 10日 2024年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住26年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

バンコック銀行日系企業部には、新たに採用した行員向けに6か月の研修コースがある。この期間、銀行商品や貸し出しの基本などを宿題回答形式で、英語で講義を行う。この講義と並行して、日本人新入行員として分析力、企画力などを磨くため、レポートの提出を義務づけている。今回は、寺尾柊人(しゅうと)さんが作成した酒類関連のレポートをご紹介したい。 記事全文>>

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AI技術は、AI技術者に任せておくには重要すぎる
『みんなで機械学習』第38回

5月 07日 2024年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

o株式会社ふぇの代表取締役。独自に考案した機械学習法、フェノラーニング®のビジネス展開を模索している。元ファイザージャパン・臨床開発部門バイオメトリクス部長、Pfizer Global R&D, Clinical Technologies, Director。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

◆制作ノート

英国の経済学者エルンスト・シューマッハー(1911~1977年)の「スモール イズ ビューティフル」における中間技術の提案を、「みんなで機械学習」として実現するため、「スモール ランダムパターンズ アー ビューティフル」という拙稿を連載している。前回は、AI(人工知能)を中心にして、4隅を固有名詞でピン止めする、ビジネス表現の8画面周辺モデルについて考えてみた。食文化の機械学習という話題から、食と農業におけるAIの役割、そして「みんなで機械学習する」DIYから、シューマッハーの食と農業の中間技術へと、出発点に戻ってきた。「スモール ランダムパターンズ アー ビューティフル」は途中の画像以降なので、制作ノートに相当する前半部分は、飛ばし読みしてください。逆に言うと、制作ノートは形式にこだわっていないので、まとまりがないけれども読みやすいかもしれません。 記事全文>>

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再現された「いちご白書」
米国に吹く大学闘争の風
『山田厚史の地球は丸くない』第262回

5月 03日 2024年 国際

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

全米各地で大学紛争が起きている。ハーバード、イェールなど「アイビーリーグ」と呼ばれる東部の名門校から、西海岸のカリフォルニア大やスタンフォード大まで、「パレスチナとの連帯」を掲げるデモが頻発し、座り込みのテント村がキャンパスに広がった。

ニューヨーク市内にあるコロンビア大学では、大学当局がテント村の学生に退去を命じ、期限が来ても撤収しない学生に対し警官を導入して排除した。100人を超える逮捕者が出たが、学生は構内にあるハミルトン・ホールを占拠、バリケードを築いて立てこもった。50余年前、このホールで同じような出来事があった。 記事全文>>

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中国 改めて感じる影響力と存在感
「4か国回遊生活」オーストラリア再訪編(その3)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第18回

4月 30日 2024年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

◆日本は案外幸せな国?

ほぼ確信的に言えることだが、私自身もかつてそうだったように、日本を離れ海外で長く暮らしている日本人の多くは、日本の現状を自虐的に見たり考えたりして批判する傾向があるようだ。彼らの思い描く日本の姿は、最も繁栄した「古き良き時代」のほんの一瞬を切り取ったもので、不可逆的な今の世の中にあっては決して戻ってこない画餅(がべい)に他ならない。

しかし内心、それが十分わかっていながら、日本を離れている時間が長くなればなるほど、古き良き時代に味わった自らの体験と日本への郷愁的な気持ちや応援したい気持ちがついつい過剰に合わさって倍加され、憎悪にも似た気持ちに逆転してしまうことさえある。かつての日本は「ユートピア」のように思えたのに、その現状を海外から見ると、目を覆いたくなるほどのなんという体たらく――。日本への自虐的な思いも不信の念もいっそう強まるのだろう。 記事全文>>

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急増する中国EVと在タイ日系企業の覚悟
中国 見たまま聞いたまま(その4完)
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第265回

4月 26日 2024年 国際

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住26年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

これまで3回にわたって「中国 見たまま聞いたまま」のサブタイトルで、中国事情についてお話ししてきた。そもそも中国に関しては素人で、かつ20年ぶりでたった1週間の滞在期間ではわかることに限りがある。あくまでも私の主観ではあるが、これまで述べてきたことをまとめると、以下のようになるだろう。 記事全文>>

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「グローバル化」の視点から考える
(その1):インフレ
『視点を磨き、視野を広げる』第74回

4月 24日 2024年 経済

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古川弘介(ふるかわ・こうすけ)

海外勤務が長く、日本を外から眺めることが多かった。帰国後、日本の社会をより深く知りたいと思い読書会を続けている。最近常勤の仕事から離れ、オープンカレッジに通い始めた。

◆はじめに:「グローバル化」の視点から考える

高校の歴史は、最近まで世界史と日本史の二科目だった。2年前に近現代史だけを括(くく)り出して日本史と世界史を統合した「歴史総合」という新科目が加わった。その新しい教科書(*注1)を成田龍一(東京女子大学名誉教授)が執筆している。わたしにとって成田はオープンカレッジの授業で「総力戦体制論(*注2)」という新しい視点の存在を教えてくれた先生である。近現代史を見る目が広がったことに感謝している。成田が主張する歴史の連続性の重視は、近現代史の一つの流れとなっている。その成田が書いた教科書を使って、近現代史を勉強できる今の高校生は恵まれている。 記事全文>>

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アナログかデジタルか 葛藤と相克
「4か国回遊生活」オーストラリア再訪編(その2)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第17回

4月 22日 2024年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

◆「一億総白痴化」の深化を憂う

オーストラリアへ観光、知人・家族の訪問などの目的で渡航する日本旅券を持つ者は「オーストラリアETAアプリ」を通してETA(電子渡航許可)を申請しなければならない。前回2019年の渡豪時は、ETAはパソコン経由で取れたが現在は原則スマホのアプリ経由に限定されていて、スマホを使い慣れていない私にとっては渡航前から、これがちょっとした難関だった。

「4か国回遊生活」オーストラリア再訪編の第2回は、アナログ人間の“極致”にあるような私がスマホにつまずき、軽くあしらわれつつも、シドニーに到着早々、スマホなしではやっていけない現実に直面し、デジタル化へようやく改心し、その利便性を体感しつつあるという現在進行形の話である。

先に断っておくが、スマホを仕事や学業など日常の中にとっくのとうに採り入れ、それがなくてはならない人にとっては冗談とも言えないほど実にアホらしく、つまらない話に違いない。 記事全文>>

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世界の中心で「脱平和国家宣言」
岸田はなにしにアメリカへ
『山田厚史の地球は丸くない』第261回

4月 19日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

岸田首相にとって訪米は、「ご機嫌な息抜き」ではなかったか。段取りは事前に決まり、互いを称(たた)え合うだけの首脳会談、議員が立ち上がって拍手するスタンディングオベーションが繰り返された上下両院合同会議での演説。日本政府は「大成功」とご満悦だが、先方が喜ぶ言葉を並べれば、万雷の拍手が返ってくるのは当然だろう。

大統領専用車「ビースト」の車内で撮った2ショットが、ホワイトハウスから世界に発信された。装甲車並みに分厚い鉄板で覆われたビーストに乗せてもらえるのは「気の許せる友人」の扱いだという。笑みを浮かべるバイデンの隣で、無邪気に喜ぶ岸田のゆるみきった表情。この無防備さが、首脳会談の本質をさらけ出した。 記事全文>>

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「平和学の父」の死、私たちに平和学を近づけるために
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第277回

4月 15日 2024年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆同じ円卓を囲んで

「平和学の父」と呼ばれたノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング氏が今年2月、93歳で亡くなった。「積極平和」活動を提唱し、度々来日、世界的権威でありながらも、草の根の市民運動に姿を現し、平和のための行動を説いていた。

20年以上も前の話だが、私も東京で行われたガルトゥング氏のセミナーに参加し、その後の懇親会で同じ円卓を囲んだこともあった。その際はセミナー後の砕けた雰囲気の中でとりとめのない話に終始し、内容は忘れてしまったが、平和学の大家と空間と時間を共にした感動は鮮明で、私にある行動を促すことになった。 記事全文>>

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中国のEV市場を見て感じたこと
中国 見たまま聞いたまま(その3)
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第264回

4月 12日 2024年 国際

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住26年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

中国の自動車事情は私にとっては魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界である。前回第263回「中国経済は破綻するのか?―中国 見たまま聞いたまま(その2)」(2024年3月29日付)では、中国経済の変調について私が感じたことを指摘した。この流れの中では「中国の自動車販売台数も大幅に落ち込んでいる」という印象を持ってしまう。日本のマスコミの中には「中国の電気自動車(EV)は売れ残りが大量に放置され、EVの“墓場”ができている」という記事が見受けられる。しかし、今回の中国出張では、こうしたEVの「墓場」を見る機会はなかった。今回訪れた上海、重慶、深圳、広州の都市では、ナンバープレートが緑色のEVと、青色のガソリン車がほぼ同数走っている印象だった。一方、タイに戻って中国の自動車の統計数字を見ると、全く違和感を覚える数字に出くわした。2023年の中国の自動車販売台数はなんと「3009万台」(中国汽車工業協会)と過去最高なのである。中国の自動車事情はいったい何が正解なのであろうか? 一つずつひも解いて、私のわかる限りの説明を試みたい。 記事全文>>

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