元記者M(もときしゃ・エム)
元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。
◆南米駐在
警視庁詰めを外れた後、遊軍を経て、1991年から96年まで、ブラジルのサンパウロを拠点にした南米特派員を務めた。南米には12の国とフランス領ギアナがあるが、私は5年間の駐在期間中、ガイアナ、スリナム、仏領ギアナ以外はすべて取材で訪れた。
サンパウロは南米最大の都市で世界最大の日系人社会があり、日本食も比較的簡単に手に入る。ただ、リオデジャネイロと並んで治安が悪く、私たち家族は鉄格子に囲まれ、ガードマンが24時間張り付いている集合住宅に住んでいた。 記事全文>>