引地達也(ひきち・たつや)
仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。
◆外国語習得法
私の外国語の取得方法のひとつに「模範となる人を模倣する」行動がある。タレントでも、身近な人でも、学習中の言語を話す人になり切って、その言語を話す、という行動である。この方法は最初の留学先のドイツでは気付かず、実行出来なかったため、ドイツ語は上達しなかったが、後の韓国ではそれなりに成果が出た。韓国語の習得には、韓国人の恋人をつくるのがよい、と多くの人が口にするが、それは品がない。模範とする人のレベルが高いほど、レベルの高い韓国語に到達できるし、行動も模範的になるのではないかと思う。
これに加え、エニアグラム(性格応用心理学)の研究によって最近判明したことは、言語習得における模倣する人は、自分と同じタイプであることが格段に有効ということである。
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