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「世の中捨てたもの」と思っている人へ
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第210回

6月 01日 2021年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆共にまなび ひろがる世界

 首都圏では4月からジワジワと新型コロナウイルスの第三波の不安が広がり、みんなの大学校の前期学期がスタートしたものの、社会全体がどことなく落ち着かない雰囲気のまま。その社会不安はワクチン供給の不透明さや国の政策に関するメッセージの希薄さなどで、寄る辺のない心の状態に置かれてしまっているのと相まって、学びを進めようという学生や関係者が「安心」を保証されなければ、その推進力は鈍化してしまうから、やはり障がい者の学びは社会とともにあるのだと実感している。

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触法障がい者への支援に目を向けることを考える
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第209回

5月 24日 2021年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆支援をしていた人の逮捕

 支援をしていた障がいのある男性が逮捕された。

昼間のテレビニュースの映像ではそのなじみのある顔はその格好から手錠をされている様子で、警察に連行される不安な表情は「詐欺容疑の男逮捕」の見出しが付けられると、たちまち罪人のようにも見えてくる。

しかし、彼は私にとっては支援が必要な施設の利用者であり、気の優しい施設の仲間だった。逮捕容疑はお年寄りに多額の現金を送るよう迫った詐欺とのことだが、彼の性格からはにわかに信じられない。

彼はそのような犯罪をする巧妙な発想も行動も持ち合わせていないはずで、誰かの指示によりなされたトカゲのしっぽに過ぎず、彼の映像をメディアに撮影させるという捜査機関のサービスを考えると、彼が世の中の「ちょうどよいところ」に、はめ込まれ、使われてしまったようにも思う。被害者も気の毒ではあるが、彼もまた障がいによって判断が他者と比べ、正確にできなかったことが今後の公判で明らかになっていくだろうか。

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新しい環境の悩みが悩みでなくなるまで
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第208回

5月 17日 2021年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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5年前の手紙

 4月から新しく北海道から岡山までの障がいのある人の就労を支援する就労移行支援事業所や自立した暮らしを支援する自立訓練事業所の計17か所と関わり合うことになり、あらためて就労移行という仕事について考えさせられている。

そんな時、過去の書類を整理していたら5年前に就職した当事者からいただいた手紙に目にとまった。精神障がいと高次機能障がいによる身体障がいのあるこの当事者は私が施設長をしていた就労移行を経て、大手企業の障がい者雇用で就職し、周囲は大いに喜んで意気揚々と就職したものの、その1か月後には心が折れてしまう状態になった。

その時に私に電話をかけてきて心配事の一つひとつを話しはしていたが、それでも不安な心が収まらなかったらしく、文書にして私宛に送ってきた手紙である。そこには障がい者が働くことへの支援の要点が示されている。

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新しい就労継続支援型事業所を目指し東京・大田校が出発
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第207回

5月 10日 2021年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆福祉と教育のハイブリット

 4月1日付で就労継続支援B型事業所みんなの大学校大田校が東京都の認可を受けて正式に事業がスタートした。支援が必要な方に向けてウェブ上で学びを提供するみんなの大学校は、就労移行支援事業所みんなの大学校西宮校(兵庫県西宮市)と、今回の東京都大田区の就労継続支援B型事業所みんなの大学校大田校を、障害者総合支援法に基づく福祉サービスを利用する形で福祉事業を行う。

「学び」を核としながらも、障がい者が普通の暮らしができるための社会保障を確保しながら、教育と福祉のハイブリット型を目指す。現在の社会状況や支援が必要な方々のニーズ、それら現実的な対応と適切な支援と地域移行などの課題に真正面から取り組み、よい形を提示したいと考えている。そのためにスタッフは、来ていただく方には必ずや適切な支援と思い描く未来に近づけようとの意気込みで、その積み重ねが「形」になっていくと信じての出発だ。

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初めての修了式から「自分の人生」を生きる
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第206回

3月 22日 2021年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆「学ぶこと」の希望

1月に行われた文部科学省との共催の共生社会コンファレンスでの分科会「当事者の言葉からデザインする新しい学び―『学ぶ』を体感する学生シンポジウム」の動画を登壇者の了解を得て、1か月間公開した。精神障がいや発達障がい、知的障がいなど、それぞれ社会とのかかわりの中で、支援が必要な方ではあるが、それは誰もが一緒に学び合うことで楽しい人生がイメージできる、幸せな気分になれる動画である。 記事全文>>

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発達障がいを知るための逆SSTから何が見えてくるのか
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第205回

3月 17日 2021年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆一方的なアプローチではなく

精神障がいや発達障がいの方々を支援する際のアプローチであるSST(Social Skills Training)は支援活動の社会への拡大とともに、言葉としては浸透しているが、その手法は幅広く、支援現場での評価は様々である。

日本語では「社会生活技能訓練」もしくは「生活技能訓練」と呼ばれ、社会生活における困難さを対話を通じて克服し自信をつけていくトレーニングという位置づけであるが、前提として困難さを抱えている方が、克服するためのものであり、それは当事者にとって、受け手に対する一方的なアプローチでもある。

しかしながら、困難さを克服するには、障がいのある方だけの問題ではなく、社会の側もその困難さを理解して初めて、無理のない関係性が築かれ、当事者が社会生活を営めるようになるはずである。その関係性を構築するアプローチとして、私も携わる発達支援研究所が提唱するのが「逆SST」の手法である。 記事全文>>

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インクルーシブ教育は交わらなければわからない
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第204回

2月 15日 2021年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆だから、やってみたい

「インクルーシブ」という言葉が頻繁に使われるようになって、私も学びの実践の中で重要なキーワードであるとの認識のもと、みんなの大学校で学びを実践しているが、社会にその言葉が広がれば広がるほど、インクルーシブって何?という疑問を突き付けられることがある。 記事全文>>

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あらためて眺めた「空気」から日本社会に自覚的になってみる
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第203回

2月 11日 2021年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆絶対権をもった妖怪

「『空気』とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である」。

そう日本社会から発する行動原理の源を表したのは山本七平であった。彼が1983年に刊行した『「空気」の研究』(文芸春秋)は、それから38年経過した現在でも、その空気は日本社会を支配しているようで、メディアの活動や政治の活動、企業行動もすべて「空気」が幅を利かせているように見えるし、若者の間で「空気読めよ!」との発言を多くの場面で目の当たりにしているのを見ると、それはまだまだ根強く日本社会に存在しているようだ。 記事全文>>

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重度障がい者の生涯学習に打ち震えるコミュニケーション
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第202回

12月 21日 2020年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆リモートで全国規模に

2020年11月13日、「第一回重度障がい児者の生涯学習フォーラム」が東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年センターで行われた。センターをメーン会場にして入場者は50人に制限し、そのほかの参加者はズーム会議を通じてのオンラインでの参加となったが、それがかえって全国規模の大会になった感がある。 記事全文>>

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「ケアメディア論」で示した孤立化時代のつながり方
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第201回

12月 16日 2020年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆言葉を出す責任感

拙著『ケアメディア論―孤立化した時代を「つなぐ」志向』(ラグーナ出版)が12月に刊行した。誰もがメディア機器を手にして送受信し、複数の人へ発信できる時代に、「ケア」を再定義して、よりよい人とのかかわり合いに向けてメディア行為を行うことを「ケアメディア」として示したもので、この言葉が本のタイトルになってみると、あらためて「言葉を出す」責任を感じている。 記事全文>>

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