東洋ビジネスサービス
1977年よりタイを拠点として、日本の政府機関の後方支援に携わる。現在は民間企業への支援も展開、日本とタイの懸け橋として両国の発展に貢献することを使命としている。
今回は、海外出張時の飛行機の機内持ち込み手荷物の破損に関するトラブルについてご紹介します。海外駐在の日本人ビジネスマンにとって、海外出張時にパソコンを機内に持ち込んで棚に収納することはごく普通のことですが、今回はその際に起きた、まさかのトラブルです。
【事例】タイに駐在するAさんは海外に出張する際に、機内持ち込みの自分のバッグをいつものように座席の上の棚に収納しました。目的地に到着後、棚からバッグを降ろしたところ、どうも濡れているようです。同じ棚に収納されていた、他の乗客の荷物のワインの瓶が飛行中に棚の中で割れてしまったようです。
慌ててバッグの中身を確認したところ、パソコンや書類などがすべてずぶ濡れです。出張先での業務に必須のパソコンが故障してしまいました。ワインの持ち主は申し訳なさそうな面持ちですが、連絡先を交換してその場を離れました。
【結末】航空会社に相談したところ、そのような事例は当事者間の問題ということで仲介できないということです。その後、ワインの持ち主に連絡を取りましたが、先方も自分も被害者であるという認識で、弁償を拒否されました。出張から帰国した後に、何らかの保険などで補償が受けられないか調べましたが、残念ながら適用されるものはありませんでした。結局は泣き寝入りとなりました。
パソコンが壊れたことによる金銭的被害というよりは、出張中の業務遂行に必要なデータがなくなってしまったことが大変な損害でした。
【対策】パソコンの機内持ち込み時には、念のため水を通さないバッグなどで保護するのも一案です。また、大切なデータのバックアップも忘れずに。海外出張時にはこうした信じられないようなトラブルがままあります。このようなお困りごとがあった際には、弊社までお気軽にお問い合わせ下さい。
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